福島県の大人気ドライブコース「吾妻スカイライン」を利用して、標高約1,600の浄土平に車でアクセスでき、簡単に高山を味わえる一切経山。
目安時間 | 3時間00分 |
距離 | 7.0km |
獲得標高 | 350m |
強度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
福島市から見える一切経山
一切経山(いっさいきょうざん)は福島市西部から山形県にまたがる吾妻連峰の北東部に位置し、現在も噴煙を上げる活火山。
最短コースであれば1時間20分〜30分ほどで頂上まで行けますが、山頂の標高は1,949mと高いので、しっかりとした装備をして行きましょう。
山名の由来は、その昔、空海が「一切経」という経典を山中に埋めたという言い伝えからきているそうです。本当に空海和尚はどこにでも行っているなぁ。すごい!
浄土平ビジターセンター
吾妻スカイラインの途中にある「浄土平ビジターセンター」がスタートになります。駐車場もバッチリありますが、紅葉の時期などは渋滞することもあります。
浄土平ビジターセンターの裏の方にまわると登山道の入り口があります。
なお、ビジターセンターにトイレはありません。すぐ隣の浄土平レストハウスでお手洗いは済ませましょう。山頂までの途中にトイレは1箇所しかありません。
一切経山頂きまで1時間30分ほど
浄土平ビジターセンターの裏から登山道に入るとすぐに木道が整備されていて浄土平湿原が広がっています。
木道はすぐに終わり、石がころがった道になります。湿原だけあり、ぬかるんでいることが多いようです。
10分ほど歩くと分岐があります。一切経山頂までの最短ルートは右、鎌沼を回ってから山頂を目指す場合は左に進みましょう。
分岐を右に行き、30分ほど歩くと、また酸ヶ平分岐があります。
山頂方向に行きましょう。残り約1.2kmです。
避難小屋と公衆トイレがあります。休憩をとるのもいいかもしれませんね。
ここまでも、ところどころ風が強いところはあったのですが、この先はさらに強くなりそうなので、ウインドブレーカーを1枚追加で着ました。
避難小屋を出ると稜線に入り、急登になります。岩もゴロゴロ。振り返ると鎌沼を眺めることができます。綺麗だぁ〜。
残り600mの表示。私たちが登頂した日は、この辺りからかなり風が強くなってきました。
暴風吹き付ける中、頑張って歩いて山頂!1,948m。
山頂からは魔女の瞳
一切経山頂といえばこの眺め!この日は五色沼、通称「魔女の瞳」が綺麗に見えました。
山頂からの景色は素晴らしいのですが、風が強すぎて長い時間滞在するのは厳しかったです。
すこし下りたところの岩陰にてホットコーヒー。吾妻小富士を上から目線で見ることができます!
余裕があれば鎌沼へ
時間と体力に余裕があれば、酸ヶ平分岐を鎌沼方面へ行って見ましょう。
鎌沼の周囲は木道が整備されていて歩きやすくなっています。ところどころ鎌沼のほとりに近づける場所もありました。
鎌沼の周りは酸ヶ平湿原と呼ばれ、ここも素晴らしい景色です。
姥ヶ原のあたりは、様々な高山植物が観察できるそうです。
先ほど登った一切経山を下から見ると煙が出ています。さすが活火山!
ウォーキングの強度
高低差約370m、移動距離約7.5kmのコースでした。
私たちは約3時間で戻ってきました。もう少し休憩しながら歩いてもよかったかと思っています。
今回はスタートから標高が1,600mということもあり、心拍数にはいつも以上に気をつけて歩きました。
心拍数が上がりすぎないようにすることは非常に重要です。心拍数がいくつなら長時間歩くことができるのか、普段のウォーキングの中で把握しておきましょう。